「水性木部用下塗りシーラー透明」の取り扱い上の注意欄に「木目を生かす透明仕上げの場合、本品の塗装は不向きです。」と書いてありますが、どういう意味でしょうか?密着性が悪いという意味でしょうか?

「木目を生かす透明仕上げ」は、木部に浸透することで仕上がるステイン、木部の艶出しに使用するニスやワックス、ウレタンクリヤーなど木部に透明な塗膜を形成するウレタンクリヤーがあり、いずれも木の肌が見える状態で仕上がります。
これに対し「水性木部用下塗りシーラー透明」は、木目を活かさず完全に色付けするペンキ仕上げ専用の下塗り塗料です。「木目を生かす透明仕上げ」の場合、本製品の塗装は必要がないため、このような表記をさせていただいております。

水性ウッデイリコートのウォルナットで木部を塗り替えました。
同じ缶の製品を初日の1回目塗りと翌日の2回目塗りに使用しましたが、
翌日の2回目塗りは初日と一変した明るい色に仕上がりました。
なぜ、こんなに色の違いが出るのでしょうか?

塗料はさまざまな顔料が混ざり合っており、それぞれ重さが異なります。それらは時間の経過とともに重い顔料は沈み、軽い顔料は液体の表面に浮くという分離状態となります。
従って塗料を使用される際は、都度、十分に撹拌いただく事で、本来の色が出るようになります。

水性フレッシュワイドが自動車に付着した場合、コンパウンド等で磨いて除去することは可能でしょうか。
あるいは、水性ですので、水洗い等により除去することは可能でしょうか。

自動車に塗料が付着した場合は、自動車修理工場へご相談ください。
コンパウンド等で磨くと、ボディーに傷が付く恐れがあります。また、水性塗料でも硬化が始まると、水洗いでも容易に除去できない恐れがあります。

冬場の塗装は、何度以上が目安ですか?

気温5℃が目安です。下回ると、乾燥が進まなくなります。

特に夜間は湿度が上がる事もあり、不具合の原因になりやすくなるので、

夕方3時以降の塗装は避けていただく事をお勧めします。

遮熱塗料の黒が、青いようですがなぜですか?

遮熱塗料は、黒い顔料を使用していないため、他の塗料の黒とは色相が異なります。黒に近い、特殊な顔料を使用していますので、塗膜が薄かったり均一でないと、青みがかったように見えてしまいます。

トタン屋根やベスト瓦に塗れますか?

塗装はできません。鉄やコンクリートが用途に含まれますが、屋根は非常に環境が厳しいため専用の塗料で仕上げないと、短期間ではがれてしまうおそれがあるからです。用途に合った塗料で塗装してください。

かわら屋根の棟がトタンです。そのまま、かわら用塗料で塗装できますか?

塗装する前に、表面を研磨し、さび止めを下塗りしてから塗装してください。

コンクリート用塗料は、セメント屋根に塗れますか?

屋根は、環境の影響を受けやすい場所です。短期間で、はがれてしまうおそれがありますので、必ず専用塗料で仕上げてください。

セメント瓦やスレート瓦は、下塗が必要ですか?

必要です。必ず、油性シーラーで下塗りしてください。

アスファルトシングル屋根に塗れる塗料はありますか?

専用の業務用塗料で塗装するか、張替をおすすめします。

水性トタン用塗料で、暗くなるまで塗装した翌日、塗料が流れ落ちていたのはなぜですか?

地域、季節、天候などに左右されますが、夜露によって塗膜が流れてしまうこともあります。塗装する時は、日没2時間前に塗り終えるようにしてください。特に秋から冬は午後2時までに塗り終わるようにすることが重要です。又、塗装直後(塗膜が乾燥する前)に雨に当ると、水性塗料は流れてしまいます。夕立や雨が予想される日は塗装は避けてください。

コケが生えたり、塗膜がはがれて素地が出てしまっています。シーラーは何が適しますか?

入念に洗浄し、油性シーラーで下塗りしてください。もろくなったところは、シーラーを吸い込んでしまい効果を発揮しないことがあります。乾燥後に、ぬれ色になっていない場合は2回塗りしてください。

日本瓦を塗れる塗料はありますか?

塗れません。はがれてしまいます。

瓦用の塗料は水性で、下塗りのシーラーは水性と油性がありますが、どちらを使えばいいですか。又、油性シーラーに水性塗料を上塗りしてもはじいたりしませんか?

素地補強のために、必ず油性シーラーで下塗りしてください。なお、油性シーラーが原因で弾くことはありません。

カラーベストとコロニアルの違いは何ですか?

どちらも、スレート瓦に分類される屋根材で製造メーカーの違いです。塗装内容は同様です。

トタン屋根に塗るシーラーはありますか?

トタンは金属ですので、シーラー塗装は行いません。さび止め塗料を下塗りしてください。

カラーベスト瓦を、夕方暗くなるまで塗装しました。翌日になっても、塗料は乾かずに
塗装面がムラになっているのはなぜですか?

夜露による、水分の影響でつやムラが発生した状態です。日没の2時間前に塗装を終了してください。特に秋から冬場の塗装は、14時を目安に塗装を終了させてください。

シルバーで塗装しましたが、下地が透けてしまうのはなぜですか?

シルバーは、アルミフレークが沈殿しやすく、容器を振ったり揺すっただけでは不十分な場合があります。棒などで、缶底をほじり返すように入念に撹拌してください。

トタン屋根で、日がよく当たるところが塗膜がはがれて素地が見えていたり、塗膜が膨れたりするのはなぜですか?

紫外線や熱の影響で、塗膜の樹脂分が劣化してしまうために起こる現象です。

気温が高い時に鉄部を塗装すると膨れてくるのはなぜですか?

表面だけが速く乾燥し、塗膜中の溶剤分が抜けられなくなるために膨れが生じます。炎天下の塗装は注意が必要です。

コールタールが塗られたトタンを、他の色に塗り替えることはできますか?

そのまま塗り替えることはできません。タールがにじみ変色したり、割れが発生します。塗り替える場合は、トタン用塗料のシルバーを塗ってください。コールタールのにじみを止めます。

木製破風を塗装しました。塗装後に、プチプチの細かな泡がでてきましたが、原因は何ですか?

同じ塗料をシンナーを多めに入れて木の中に含まれている空気を出してください。下塗りを仕上げる前工程で行うと有効です。

さび止めの塗装は、トタン屋根を塗り替えたいのですが必要ですか?

さび止めは必要です。素材との密着を向上し、さびの発生を防ぐ機能があります。商品によっては、特別な機能を持った、さび取り不要な塗料もあります。

銅板の屋根に塗れる塗料はありますか?

塗装できません。表面の酸化被膜の影響ではがれてしまいます。

缶表記に、コールタールのうえに塗らないように注意書きがあるのはなぜですか?

タールがにじんだり割れが生じるためです。

トタンに塗りたいのですが、商品名に「トタン」と入ったものがいくつかあり ます。どの商品を選べばいいですか?

トタン屋根には、多用途塗料ではなくトタン専用塗料で塗装してください。トタン屋根用には、各種樹脂、性能別に用意がありますので耐久性や費用に応じて塗料を選択してください。

スレート瓦の、雨漏りを防ぎたいので、床用防水塗料を屋根に塗ることはできますか?

塗装できません。全面を塗膜で覆てしまうと、瓦の重なり部分から侵入した水分の吐き出し口がなくなってしまい、屋根を傷める原因になってしまいます。

ホワイティWやHは金属面に付いてしまっても大丈夫ですか?

アルカリ性の液体ですので、鉄、アルミ、真鍮、ホウロウは黒ずみやさびの原因になります長時間の放置は避けてください。付いてしまった場合は、すぐに水で洗い流してください。

雨どいなどの硬質塩ビには、どんな塗料が良いですか?

硬質塩ビは、プラスチックの中でも付着が良い素材です。研磨してから、水性や油性多用途塗料で塗装するこができます。