「水性木部用下塗りシーラー透明」の取り扱い上の注意欄に「木目を生かす透明仕上げの場合、本品の塗装は不向きです。」と書いてありますが、どういう意味でしょうか?密着性が悪いという意味でしょうか?

「木目を生かす透明仕上げ」は、木部に浸透することで仕上がるステイン、木部の艶出しに使用するニスやワックス、ウレタンクリヤーなど木部に透明な塗膜を形成するウレタンクリヤーがあり、いずれも木の肌が見える状態で仕上がります。
これに対し「水性木部用下塗りシーラー透明」は、木目を活かさず完全に色付けするペンキ仕上げ専用の下塗り塗料です。「木目を生かす透明仕上げ」の場合、本製品の塗装は必要がないため、このような表記をさせていただいております。

OSBボードやパーチィクルボードに適した塗料はありますか?

OSBボードは塗装面を入念に研磨することで水性塗料や油性塗料が塗れますが(ステインは不可)、パーチィクルボードは表面加工されており、塗れません。はじいたりはがれてしまいます。

コンパネで看板を作ります。「油性木部保護塗料」で塗装した上に文字を書くために塗れる塗料はありますか?

同じ性質の油性塗料をおすすめします。油性木部保護塗料には、はっ水性がありますので、水性塗料は不向きです。ラッカー塗料は下地をにじませてしまうので塗装ができません。

「水性ウッディガード」は、防腐剤の入ったデッキに使用できる水性ステインなので、屋内にも使用できますか?

屋外用に設計された塗料です。屋内での使用には適しておりません。

屋外用ステインの塗り替えで、今よりも薄い色に塗り替えることはできますか?

ステインは、木目を生かすために下地が透ける塗料です。濃い色に薄い色を重ねても、思うようには仕上がりません。地肌が出るまで研磨することが必要です。

自然発火とは、どういうものですか?対処方法を教えてください。

自然発火とは、揚げ物の油かす・油性塗料(アルキド樹脂塗料)・ワックスなどが、乾燥の際に発熱し出火する現象です。塗装した部分は発火しませんが、これら材料を廃棄する際に多くみられる現象です。
対処方法・・・塗料やワックスなどが付着した布・シート・ダンボールなどは、必ず水で湿らせてから廃棄してください。ビニール袋や容器で密封してしまうなどの熱がこもる状態は避けてください。詳しくは下記URLをご参照ください。
https://www.nipponpaint.co.jp/topics/hakka.html

「水性ウッディガード」をイペ材に塗装しましたが、はがれてくるのはなぜですか?

浸透型の塗料ですが、イペ材などの堅い木材には塗料が浸透していきませんので、密着しないことがあります。

ステインを塗るのに水分を含んだ状態の木材は塗れますか?

塗れません。はがれてしまいます。

竹に塗れる塗料はありますか?

塗れません。はがれてしまいます。

木部保護塗料のチークを使用しましたが、色のシールと違うグレー色が出てきました。これはなぜですか?

塗料は、比重の異なる顔料が使用されており、比重の違いから顔料の浮き沈みが発生します。そのため、異なった色相に見えてしまいます。必ず、棒などを使って缶底から十分に撹拌してください。

「油性木部保護塗料」を、レッドシダーのデッキに塗装しました。全面に、サンダーを掛けて塗装しましたが、乾かずにベタ着いています。原因は何ですか?

ベタつきは、木材に浸み込み切れなかった塗料が、表面に乾けずに残っていることが考えられます。乾燥が、不十分な状態で塗り重ねた時に塗膜の内部に溶剤が残ってしまい、乾けない状態になってしまいます。この場合は、塗装は取れますが、シンナーぶきが有効です。

木製ベンチに、「油性木部保護塗料」を塗ったのですが、乾かないのはなぜですか?

油性木部用塗料は、木部に十分浸透させるために、乾燥時間が遅めになっています。気象条件などの影響もありますが、数日間乾燥させてください。ベタつきは少なくなります。又、厚く塗りすぎると乾燥は著しく遅れますので厚く塗らないようにしてください。乾燥前の場合は、ぼろ布で刷り込むようにしてふき取ってください。